みちとの遭遇〜ほとんど映画日記〜

限りある人生の中で映画や本は自分の枠を超えた新たな経験を得られる場所。それは未知なる世界・・・。

img_main.jpg制作:2002年・日本(118分)
監督:山崎貴
脚本:山崎貴 平田研也
出演:金城武/鈴木杏/樹木希林/岸谷五郎




依頼者からの情報をもとに闇の取引現場に潜入し、ブラックマネーを奪還、そして寸分無く依頼者にその金を送り戻す“リターナー”ミヤモト(金城武)は少年時代に親友を殺した日本人の犯人を捜している。やがて親友を殺した男・溝口(岸谷五郎)を見つけ出したものの、激しい銃撃戦の末、溝口を取り逃がしてしまう。だが、その現場に居合わせた謎の少女ミリ(鈴木杏)から地球の存亡にかかわる“重大なモノ”の奪還を依頼される。信じ難いそのミッションに与えられた時間は僅か2日間。ミヤモトは請け負うことになるが、その先には溝口が待ち構えていた。(allcinemaより)

必要とあれば(感情的な時もあるように見えるが)容赦なく仲間すら殺してしまう溝口の描写は単純すぎていかがなものかと思うが、彼を完全な悪として描くことで物語としてはシンプルな構成になっている。
SFではあるが人間ドラマがメインとなっており、二人の絆が深まる過程はかなり丁寧に描かれている。しかし二人のやり取りがコメディタッチで、それがおもしろさにもなっているが、そのために緊張感が途切れテンポを悪くしている。金城武の台詞が時々棒読みに聞こえるのも気になる。

フラッシュバックのシーンは二人のそれぞれの心情が巧く表現されており、映像としても良く出来ている。またアクションシーンもそれなりに見応えがあり、過去のSF作品のオマージュとも思えるシーンや戦争の原因が実は宇宙人ではなく人間側に問題があったという展開も巧い。

海外作品には及ばないものの、SFという難しいジャンルをオリジナル脚本でここまで仕上げたことに対して評価したい。

満足度★★★
お薦め度★★★












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